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Light InSight:拡張する光、変容する知覚(ICC)

ジンガロを見に行くついでに、都内でどこか展覧会に行こうか迷って、とりあえず会期の終わりが一番近いという理由でInterCommunicationCenterの『Light InSight:拡張する光、変容する知覚』を見に行ったら、いくつか面白い作品に出会えた。


1. アンソニー・マッコール《You and I, Horizontal》2006年
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2008/Light_InSight/Works/youandI_horizontal_j.html
解説から引用すると、『空間に入ると観客は,光による被膜のような非物質的な立方体に遭遇する.この立方体は,微細なミストにプロジェクターからの光をあてることで実現されたものである』ということになるのだけど、スモークマシーン(フォグマシン)のスモークがうっすらと立ちこめた空間に、微妙に変化し続ける直線や曲線がプロジェクターから投影されているだけ、なのだけど、これが結構面白い。
2. ミシャ・クバル《space-speech-speed》1998年
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2008/Light_InSight/Works/space_speech_speed_j.html
プロジェクターから、ミラーボールに向けて文字が投影され、部屋中にいろんな文字が投影される。それだけっちゃそれだけなんだけど、とてもキレイ。
それぞれ良かったんだけど、作品のコンセプト面を無視すると、上記2つともディスコ的空間=恍惚/陶酔のための空間で生まれた照明装置(ミラーボールとスモーク)だ、っていうのがなんとも興味深い。原始的なんだけど人に感覚に強く訴えかける装置。
3. インゴ・ギュンター《サンキュウ―インストゥルメント》1995年
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2008/Light_InSight/Works/thankyouinstrument_j.html
あともう一つ、これも表現としては単純なんだけど、仕組みがどうなっているのかが分からず、その点も含めて面白かった。
解説より引用。『暗い空間の中で発されるストロボ光を浴びることで,体験者のシルエットが壁面に一時的に焼き付けられる作品.人々が無邪気にシルエットと戯れ始めるという開放的な側面をもつとともに,1945年に広島に原爆が投下された直後の閃光,そして瞬時のうちに消えてしまった人々の残したシルエット(ヒロシマの影)を,観客に疑似的に体験させることが意図されている.』
ヨーゼフ・ボイスとかナム・ジュン・パイクの作品が出展されていることに意味はとてもあると思うけど、どうも面白い作品だとは思えなかった。とても評価の高い二人だけど、昔からどうもピンと来ないんだよなぁ。だれかツボを教えてください。
展覧会はICCで今週末(2/28)まで開催。