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隣人に聞いてみたい23の質問

2020年、春。私たち人間の暮らしは一変しました。世界中で外出や移動が難しくなり、家に閉じこもる日々。でも遠くに出かけるのをやめてみたら、同じまちで暮らす人たちのことを、もっと知りたくなりました。

《隣人に聞いてみたい23の質問》は、普段は挨拶を交わすだけのご近所さんや、よく知っているつもりの親しい友人、毎日を共に暮らす家族やパートナーに「ちょっと聞いてみたい、でも聞いたことのない」質問をするプロジェクトです。企画者たちの拠点が鎌倉なので、鎌倉にちなんだ質問もあります。ですが、まちの名前さえ差し替えれば、世界中どのまちの人にも使ってもらえる質問集となっています。

インタビューへの協力を承諾した「隣人たち」は、23枚の質問カードを伏せて3枚選び、カメラの前でひとつずつ答えていきます。質問を投げかけるのも同じまちで暮らす「隣人」です。答えを推敲する時間も、リハーサルもありません。その日、その場で生まれた即興的でフレッシュな反応を通じて、(もしかしたら本人も気づいていない)その人となりの奥行きや手触りを少しでも掬い取りたい、と思っているからです。

隣人たちのインタビュー映像は順次、インターネット上やSNSに掲載されます。ですが、この映像プロジェクトは最終的に、撮りためたインタビュー映像を編集し一本の映像作品として上映することを目指しています。いつか出演した「隣人たち」が一堂に介し、共にひとつの映像を見て、再会や初対面を祝い合う日が、このプロジェクトのゴールです(※)。

現時点では1年後、2021年七夕に開催を予定していますが、新型コロナウイルス感染症の最新情勢と地域社会・環境への影響を考慮し、延期する可能性があります。

Example Movies

やりたいのに先延ばしにしてしまっていることはありますか

負の感情を鎮める自分なりの方法はありますか

最近、捨ててよかったと思うものは何ですか

昔は許せなかったけど、今は許せるようになったことはありますか

Collaborator

瀬藤康嗣(構想・製作・インタビュー・タイトル音楽)

サウンドアーティスト。ルートカルチャー理事長。フェリス女学院大学准教授。

中村早紀(映像撮影・編集)

鎌倉の地元ケーブルテレビアナウンサーを経て現在はNHK鎌倉支局記者。舞踏家、秀島実に師事しダンサーとしても活動中。

石神夏希(ドラマトゥルク)

劇作家。1999年より演劇集団「ペピン結構設計」を中心に活動。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。2002年『東京の米』にて第2回かながわ戯曲賞最優秀賞受賞。2004年、同作品にて東京国際芸術祭リージョナルシアターシリーズ出場。2005年 World Interplay2005(オーストラリア)参加。近年は横浜を拠点に国内各地や海外に滞在し、横浜・メルボルン・マニラで創作・上演した『ギブ・ミー・チョコレート!』(2015-2017)をはじめ都市やコミュニティを素材にサイトスペシフィックな演劇やアートプロジェクトを手がける。また『Sensuous City [官能都市]』(HOME’S総研, 2015)はじめとする調査研究、NPO法人『場所と物語』理事長、遊休不動産を活用したクリエイティブ拠点『The CAVE』の立ち上げなど、空間や都市に関するさまざまなプロジェクトに携わる。

http://natsukiishigami.com/profile/

ささめやゆき(タイトル画)

1943年、東京都生まれ。1970年代にパリやニューヨークで絵を学び、帰国後、本の挿画などを手掛ける。絵本に『ねこのチャッピー』(小峰書店)『ガドルフの百合』(宮沢賢治・作 偕成社)『あしたうちにねこがくるの』(石津ちひろ・文 講談社)『まどさんからの手紙 こどもたちへ』(まど・みちお・作 講談社)など多数。画文集に『イタリアの道』(講談社)などがある。