音、匂い、気配、時の流れなどを五感を使って茶会のように体験するリスニング・インスタレーション。2018年より逗子、白楽、新木場など神奈川と東京のユニークな場所で開催してきました。
2018年5月
大気の入り江 in 逗子 FLANK(神奈川県逗子市)
2018年10月
大気の入り江 in 逗子 FLANK(神奈川県逗子市)
2019年9月
大気の入り江 for OPEN WATER(東京都江東区)
2019年10月
大気の入り江 in 白楽の家[旧 市原重治郎邸](横浜市神奈川区)
2020年10月
大気の入り江 秋土用 リモート版(オンライン開催)
すばらしくおもしろかった。気がついたら1時間たっていた。
瞳や耳、鼻の奥を指でつつかれたり、思いでにふけったり、木の実、にがい味、湯気、ひかり、石、水の揺れ、外と内の入れ替わり。良い予感のする、とてもすてきな時間をすごした。ひとつひとつの動作を思い起こす。それはなつかしく、幸せな気持ちをよびおこした。どうしてだろうと考えると、子どもの頃していた世界をさぐる実験そのものだった。
けれどそのなんでもないこと、は、とても美しい素材や所作と共にあった。言葉にするのは難しいけど、大切に持ち帰ることができる時間でした。
by K.O.(アーティスト)
日常と非日常を行ったり来たりしたような曖昧な境界線を感じる不思議な体験。聴くという行為にこんなに集中するってなかなかない。なんだかとても懐かしい気持ちというか、小さい頃の気持ちがフラッシュバックしたのはなぜだろう。 “sound”という言葉には”入り江”という意味がある、という話。耳という入り江。で「大気の入り江」なんだ。
by A.O.
大気の入り江 for OPEN WATER (Text by Hirokazu Abeki)