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大気の入り江

音、匂い、気配、時の流れなどを五感を使って茶会のように体験するリスニング・インスタレーション。2018年より逗子、白楽、新木場など神奈川と東京のユニークな場所で開催してきました。

History

2018年5月
大気の入り江 in 逗子 FLANK(神奈川県逗子市)
2018年10月
大気の入り江 in 逗子 FLANK(神奈川県逗子市)
2019年9月
大気の入り江 for OPEN WATER(東京都江東区)
2019年10月
大気の入り江 in 白楽の家[旧 市原重治郎邸](横浜市神奈川区)
2020年10月
大気の入り江  秋土用 リモート版(オンライン開催)

Collaborator

ARTIST
杉本 格朗 Kakuro Sugimoto 漢方家(杉本薬局3代目)。1982年生まれ。漢方薬局に生まれ、大学でテキスタイルデザインや現代アートを学ぶ。漢方相談を行う傍ら、東洋医学と生薬を研究し、治療と創作の両面で、制作やワークショップ、講演などを行っている。クラシックな漢方を現代に合わせながら、坂本龍一氏主宰「健康音楽」や「Japan House London」でのプログラムなど、国内外のイベントに参加。G20大阪サミット「配偶者プログラム」にて漢方監修を担当。著書「鎌倉・大船の老舗薬局が教える こころ漢方」
Instagram
三浦 秀彦 Hidehiko Miura デザイナー。Cloud Design 代表。1966年岩手県生まれ。ヤマハ株式会社デザイン研究所勤務後、1997年渡英、ロイヤル・カレッジオブアート(RCA)でロン・アラッドやアンソニー・ダンに学ぶ。2000年クラウドデザイン設立。 家具、プロダクト、空間、グラフィック等のデザインの実践と実験を行っている。また、地形や大気、聴くことを軸に身体で関れるインスタレーション作品の制作を続けている。
公式サイト 
ACCOMPANIST
難波 祐子 Sachiko Namba キュレーター。NAMBA SACHIKO ART OFFICE代表。東京都現代美術館学芸員を経て、国内外で現代美術の展覧会企画に関わる。 企画した主な展覧会に「こどものにわ」(東京都現代美術館、2010年)、著書に『現代美術キュレーターという仕事』、『現代美術キュレーター・ハンドブック』(ともに青弓社)など。「大気の入り江」に2018年秋頃からアカンパニスト(伴奏者/伴走者)として緩やかに参加中。

Comments

すばらしくおもしろかった。気がついたら1時間たっていた。
瞳や耳、鼻の奥を指でつつかれたり、思いでにふけったり、木の実、にがい味、湯気、ひかり、石、水の揺れ、外と内の入れ替わり。良い予感のする、とてもすてきな時間をすごした。ひとつひとつの動作を思い起こす。それはなつかしく、幸せな気持ちをよびおこした。どうしてだろうと考えると、子どもの頃していた世界をさぐる実験そのものだった。
けれどそのなんでもないこと、は、とても美しい素材や所作と共にあった。言葉にするのは難しいけど、大切に持ち帰ることができる時間でした。

by K.O.(アーティスト)

日常と非日常を行ったり来たりしたような曖昧な境界線を感じる不思議な体験。聴くという行為にこんなに集中するってなかなかない。なんだかとても懐かしい気持ちというか、小さい頃の気持ちがフラッシュバックしたのはなぜだろう。 “sound”という言葉には”入り江”という意味がある、という話。耳という入り江。で「大気の入り江」なんだ。

by A.O.

Article

大気の入り江 for OPEN WATER (Text by Hirokazu Abeki)