サウンド・アーティスト
NPO法人ルートカルチャー 理事長
フェリス女学院大学音楽学部准教授
1973年兵庫県神戸市生まれ、神奈川県鎌倉市在住。通称はデンカ(学生時代バンドに参加した際、髪型が皇太子殿下[当時。現・令和天皇]と似ていたという理由でつけられ、そのまま定着)。
学生時代にDumb Type《S/N》日本初演にボランティアスタッフとして参加、表現方法とメッセージに衝撃を受ける同時に、Dumb Typeのコレクティブな創作スタイルに興味をもち、大学院時代の仲間との「flow」、鎌倉を拠点とする仲間との「ROOT CULTURE」という、2つのアーティスト・コレクティブで活動してきた。
日本語で「きく」対象は多様で、音を「きく」だけではなく、香り・味・人のこころに対しても「きく」し、また良薬は身体に「きく」。「きく」ことを「見えないものがもたらす、心身への微細な働きを意識すること」と捉え、「きく」ことを実践の中心に置く「リスニング・アーティスト」としての活動を、近年は重要視している。
林檎の生命を全身で聴くサウンド・インスタレーション
世界的な作曲家、テリー・ライリー Terry Riley 師によるミュージックスクール
「命を聴く」植物や発酵食品などの生命活動を音を変換するデバイス
耳の冒険にいざなう、サウンドアートの展覧会
ギャップ(違い)をテーマ鎌倉・NY・メキシコシティで滞在・交流・制作・上演
音、匂い、気配、時の流れを五感を使って茶会のように体験する「音を聴く茶会」
「フル草津 ≒ フルクサス」即物的でシンプルな意味や解釈を限定しない「出来事」を奏でるユニット
鎌倉を拠点に場づくり・イベント企画・作品制作・地域間交流を行うクリエイティブチーム/NPO
コロナ禍に行った鎌倉に住む隣人たちへのインタビュー・プロジェクト
「あそび」と「まなび」を通じて海と対話し、海と仲良くなる学校
地域で出たプラスチックゴミを地域の中でクリエイティブに再生し、新しい循環型社会を目指すプロジェクト
1997年 | 慶應義塾大学 文学部 哲学科美学美術史学専攻 卒業 |
1999年 | 慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科 修士課程修了 |
2004年 | 慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科 後期博士課程単位取得退学 |
2003.04〜2006.03 | 東京芸術大学 音楽学部音楽環境創造科 非常勤助手 |
2004.04〜2016.03 | 慶應義塾大学 環境情報学部 非常勤講師 |
2006.04〜2011.03 | フェリス女学院大学 音楽学部音楽芸術学科 専任講師 |
2006.10〜現在 | NPO法人ルートカルチャー 理事長 |
2011.04〜現在 | フェリス女学院大学 音楽学部音楽芸術学科 准教授 |
瀬藤康嗣: 「公共ホールにおける住民参画運営と市民参加公演」『公共ホールの政策評価:「指定管理者」時代に向けて』,99-146, 慶應義塾大学出版会, 2005年。 | |
[論文] | 瀬藤康嗣, 丹羽順子: 「インターネット時代の音楽著作権と収益モデルの検討:『弱い著作権』の音楽情報財の収益モデルを巡って」,文化経済学4(4), 43-56, 文化経済学会<日本>, 2005年。 |
[論文] | 瀬藤康嗣:「音楽とクラウド・ファンディング : 音楽家とファンの新たな関係」,フェリス女学院大学音楽学部紀要 (14), 3-24, フェリス女学院大学, 2014年。 |