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2010年04月07日

Whitney Biennial 2010 : Nina Berman

nina-berman-more-than-a-marines-wedding-3.jpgChuma Yoshiko and The School Of Hard Knocks公演でNYに行ったついでに、いろいろ美術館やコンサートに足を運んで、面白い人や作品に出会えたけど、それをまとめる暇もないうちに日常に追われ始めてます。でもいくつか気になった出来ごとや作家、作品については、少しずつ書いてみようと思ってます。

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公演最終日に、本番前に時間が1時間ちょっとある!ということでWhitney Museum(ホイットニー美術館)で2年に一度開催されるビエンナーレ展Whitney Biennialに行って来た。

出自は問わず、アメリカ在住で存命のアーティスト60名くらいが紹介されていた。表現形態は絵画、写真、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンスを含むものなど多岐にわたる。今日どんな表現方法が可能か、という点からみても面白いし、あるいはWhitney MuseumというアメリカにおけるFine Art / Visual Artの中心的存在が、絵画/彫刻のような伝統的な<美術>以外の表現をどう囲い込もうとしているのか、という視点からも興味深かった。あと、日曜日の朝11時の開場の時間に合わせて行ったらすでに長い行列ができていて、実験的/先鋭的な表現活動を支えているコミュニティがちゃんとあることをうらやましく思った。

後日書くかも知れないしそんな暇はないかもしれいないけど、前日に足を運んだジェフ・クーンズ企画のNew Museumでの展覧会がいやーな後味の残る展覧会で(その嫌悪感こそクーンズの狙いの一つだろうし、人の感情を揺り動かし記憶に残ったという意味では成功だとも思うが)、『現代美術は自己満足的な、粗大ゴミを作り出す活動にすぎないんじゃないか』という考えに至ったりもしたが、Whitney Biennialの多彩な作品群の中にはインスパイアされたり、強い印象を受けたものがあった。

一番強い印象を受けた作品は、Nina Bermanの写真。今回、彼女以外にもジャーナリスト的な写真家が複数出展していて、ジャーナリスト的な写真は『アート』なのかという議論はあるかも知れないけども、いかにもFine Artというくだらない作品などより、余程心を揺さぶられた。彼女が写真を通じて切り取ったような<現実>の凄ましさを見せつけられると、人が作ったドラマや演劇が陳腐にさえ思えてしまう。

『海兵隊のTy Ziegel軍曹は、イラクで従軍中に自爆テロにより瀕死の重傷を負った。彼はテキサス州の陸軍病院での19ヶ月間に及ぶ治療の末、生還した。治療中の彼を支えたのは家族と、婚約者のRenee Klineだった。TyとReneeは2006年10月に結婚したが、その後離婚した。』(Nina Bermanのサイトにある解説より)

今回展示されていた《Marine Wedding》という作品は、結婚式前の数週間、彼らと一緒に過ごしながら撮影された写真と、2008年に離婚後母親と一緒に暮らすTyを撮影した写真で構成されている。少し小さいけど下記の作者自身のサイトで見てもらいたい。

- Nina Berman : Marine Wedding
http://www.ninaberman.com/anb_port.php?dir=mw&mn=prt

■参考
- Whitney Biennial : Nina Berman
http://www.whitney.org/Exhibitions/2010Biennial/NinaBerman

2009年06月12日

JOHN ZORNが運営するライブハウスThe STONE

z5731142X.jpgThe StoneはJohn ZornがNYで運営するライブハウス。ちょうど滞在中にホンダユカちゃん(ex. Cibo Matto)のライブがあったので行ったのだけど、彼女から聞いた運営のコンセプトが素晴らしかった。

- The Stone NYC website
http://www.thestonenyc.com/

月に1度、John Zornがライブをやって、その時には高めの入場料でたくさん人もいれて、それで家賃を払ってしまう。普段はたった10$で見られるようになっていて、入場料収入はすべてアーティストに支払われる。

東京のライブハウスが、平気で2000円のチケット数十枚のノルマを出演するアーティストに課してくることを考えると、このシステムが、どれだけ若手のアーティストに実験的な場を提供できるか、よく分かる。素晴らしい!

ちなみに、The Stoneに20$のドネーションをして貰ったCDは、The Stoneで行われたLou Reed + Laurie Anderson + John Zornというとんでもない面子によるセッション。懐が深いッすね。

NYから戻りました

3486550.47.jpg5月はルーマニアで、6月はNYでYOSHIKO CHUMA & THE SCHOOL OF HARD KNOCKS/ROOT CULTUREの公演があり、行ったり来たりしてましたが、今週NYから戻ってきました。

あんまり遊んでる暇はなかったけど、12年ぶりのNYは様変わりしていて、とても安全で住みやすそうな印象を受けました。といっても、YOSHIKOが言っていたように(1)メディアから得られる情報 (2)実際に行ってみて得られる情報 (3)長期滞在してコミュニティーに入り込むことで得られる情報 にはギャップがあって、実際に住んでみるとまた違った印象をうけるのでしょうが。

ご一緒したおおたか静流さんも言っていたのだけど、YOSHIKOのプロジェクトの魅力は、異なる文化的な背景を持った人たちが、社会的な地位とかを気にせずにお互い対等に物言いをしながら作品をつくっていけることにあって、ルーマニア、NY、日本のアーティストとのコミュニケーションがとても刺激になりました。(ちなみに静流さんによるとROOT CULTUREの雰囲気=お互いのメンバーの関係が対等であることが、DUMB TYPEの雰囲気に似ているらしく、僕がむかしDUMB TYPEの手伝いをしていたことがあると話したら、妙に納得されてました)

とても大事な経験ができて感謝!です。鎌倉公演は来年の3月ごろの予定です。頑張ります。

■Life After a Revolution, in 4 Languages (NY Times)
http://www.nytimes.com/2009/06/06/arts/dance/06chuma.html

■David Parker and Yoshiko Chuma Ride Different Ranges (Village Voice)
http://www.villagevoice.com/2009-06-10/dance/david-parker-and-yoshiko-chuma-ride-different-ranges/

2009年05月06日

ルーマニアに来ています

090503_ARAD.jpgルーマニアで行われるYoshiko Chuma & The School of Hard Knocks / ROOT CULTUREのパフォーマンスにルートカルチャーの一員として参加するため、現地に来ています。最後はハンガリーから車で移動して入国、24時間以上の移動で疲れた!けど元気にやってます。

6月にはNYでのパフォーマンスにも参加し、8月ごろに鎌倉でも公演を行います。

ルートカルチャ—のプレスリリースはこちら。
http://rootculture.jp/2009/05/root_cultureny.html

現地の制作に関するフォトブログはこちら。
http://poonarcphotojournal.shutterfly.com/

2008年04月04日

象設計集団の名作:名護市庁舎へ

小学生のときの家族旅行以来、25年ぶりに沖縄へいってきました。ブセナテラスに泊まったので、ついでに象設計集団の代表作のひとつ、名護市庁舎に行ってみた。

建物と植物が一体化している。到底、市役所の建物には見えない。
08okinawa_3.jpg

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珊瑚の音@古宇利島

浜辺の珊瑚の破片をかき回したら、こんな音になった。【写真をクリックすると再生されます】
08okinawa_5.jpg

2008年01月29日

YCAM出張

日曜日は山口情報芸術センター(YCAM)へ出張。YCAMは時間旅行展のオープニング以来。

YCAMの"Meets the Artist"というシリーズで、PortBの高山明さんと市民参加のワークショップor作品制作をやらないか、ということで声をかけて頂いた。今回は初顔合わせ&ロケハン&打ち合わせ。

080127YCAM.jpg街にのこる昭和の薫り。

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